徐 明氏(呉江市前市長、現呉江市共産党委員会書記、第11回全人大代表)は、3月12日開催された第11回全人大第2次会議にて、報道機関からインタビューを受けた。 記者からの質問に対しての回答は次の通りです。
呉江市には多くの観光資源があります。その為に一番早く国から「国家級優秀観光都市」に命名されました。この理由は、周辺に7つの古鎮(周庄などを含む)が有りますが、世界文化遺産の登録は、呉江市の「同里鎮」しかありません。世界文化遺産の古鎮は、他の古鎮に比べると特別の味わいがあります。また、京杭大運河(隋の時代)も市の南北に流れ、現在も水運大動脈として使用されています。
江蘇省の他の地域と比べると、呉江市の最大の優位越性は上海に近隣し、市の上海市に隣接している分湖開発区から虹橋空港まで約30分と近い。また南は浙江省と接し、江蘇省の最南端の都市であります。仮に、上海、南京、杭州を結ぶ三角形描くと、呉江市は、この三角形の中心の位置に立地しています。その上、呉江市は豊富な水資源を持ち(大湖の東)、上海市民の上水道は呉江市から供給されています。
交通の利便性から、改革開放後30年間で、昔は魚と米の農漁村から大きく変化し、現在は電子・IT、紡績、設備製造などの一大産業集積地となった。
上記の優位性は「天の時」、「地の利」のものであるが、地方政府は「人の和」に力点を置いている。特に、投資者に対して、「両低一優」(低いコスト、低いリスクと優良なサービス)を実施し、好評を得ている。また行政のワンストップサービスセンターもあり、この中では投資者への事務手続が出来るようになっている。 例えば大きなプロジェクトであれば、10数日で手続を終了できます。環境汚染が生じ無いプロジェクトでは2~3日で十分です。
また投資者は、その地域の産業資源や交通利便性を考慮しますが、投資するがどうかの最終判断には、やはり政府のサービスと支援が最も重要な要素だと思います。
呉江市の支柱産業(電子・IT、紡績)は影響を受けましたが、現在は回復しつつあります。 その事例として、2つのデータを挙げますと、本年1~2月の工業用電力使用量と工業産品売上額は昨年と同じレベルです。
昨年は呉江市で292社が倒産しましたが、本年になってからは396社の新しい企業が設立され、20億元の資本金が登録されました。 呉江市だけの小さい地域経済環境で見れば、春の様な気分で、徐々に好転する気配が感じられます。
呉江市には国有企業はほとんどなく、民営と外資型企業は半々です。本年1月と2月に国務院は紡績工業と設備製造業に対して振興策を実施しました。これは呉江市に対して大きなメリットがあります。
また、昨年まで、呉江市は知的所有権の申請が約1万件あり、その内、認可となったものは約5000件です。この数は江蘇省内では1位もしくは2位ぐらいと思います。
人材政策も実行し、大卒で呉江市に就職すると、住宅購買の場合は、政府は3万元を補助し、また不動産業界にも政府の立場で優遇するように指示をしています。このように呉江市に高級人材が安心して暮らせる環境が整っています。
皆様方は是非呉江市へご来訪ください。先ずは観光、そして発展のチャンスを発見し、掴んでください。
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